スペインハンドボール代表の歴史と記録【強豪への道のり】

スペインハンドボール代表チーム概要

ハンドボールのスペイン代表は欧州ハンドボール連盟(EHF)、国際ハンドボール連盟(IHF)、国際オリンピック委員会(IOC)などが主催する国際大会に王立スペインハンドボール連盟(RFEB)によって派遣される国の代表チームです。


男子はオリンピックで銅メダル3回、世界選手権優勝2回、欧州選手権優勝1回を誇り、女子もオリンピック銅メダル1回、世界選手権3位1回、欧州選手権準優勝2回を数える強豪チームです。


スペインハンドボール代表チーム歴史

スペインのハンドボールが強豪と呼ばれるようになるまで

代表チームの歴史は1953年に始まります。


マドリードにスウェーデンを迎えた1戦は12-23でスウェーデンの勝利となりました。


1970年代までスペイン代表はセカンドディビジョンのチームでしたが、1979年のワールドカップBグループで優勝したことにより、ファーストディビジョンに昇格し、以降スペインハンドボール界は大きく発展します。


1990年代に入り、1996年のアトランタオリンピックで初の銅メダルを獲得します。


2000年代に入ると2005年の世界選手権で優勝、翌年の欧州選手権で準優勝と2年連続でファイナリストとなったことで、ハンドボールの世界におけるスペインの地位は確立されました。


特に2005年の世界選手権は2か月前に監督交代がありながら地元チームであるチュニジアにも激闘の末勝利するなど勢いに乗り史上初の決勝へ進出します。


決勝では第一フェーズで唯一の黒星を喫したクロアチアに雪辱を果たし悲願の世界王者に輝きます。


2010年代に入ると男子に続いて女子もその地位を確立していきます。


2008年の欧州選手権で初の主要成績となる準優勝を果たすと、2011年の世界選手権でも準優勝、2012年のロンドンオリンピックでは銅メダルと2年連続で好成績を収めます。


2014年の欧州選手権でも準優勝、記憶に新しい2019年の世界選手権日本大会でも準優勝と安定して好成績を収めます。


現在では男子よりも女子の方が世界のトップに近いと言えるでしょう。


スペインハンドボール代表の記録

男子で最も多くの代表試合でプレーしたのは2005年の世界選手権初優勝メンバーでもあるデビッド・バルフェット(ゴールキーパー)で出場試合数は280試合です。

最も多くの得点を上げたのは2005年世界選手権優勝や2008年北京オリンピック銅メダルのメンバーであるフアン・ガルシアで822点を記録しています。


女子で最も多くの代表試合でプレーしかつ得点を上げているのはスペイン女子代表を強豪に押し上げた立役者でもあるマルタ・マングエ・ゴンザレスで2018年9月7日時点で301試合に出場して1034得点を挙げています。


なお、2020年も現役続行中です。

ハンドボールのスペインリーグについては以下の記事をご覧ください。

Salida de balón / サリーダ・デ・バロン

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