スペインハンドボール、細江みづき所属のロカサ・グラン・カナリアが20-21シーズンのEHFカップに参戦【海外で活躍する日本人アスリート】

スペインハンドボール連盟が、20-21シーズンのEHFカップの追加参加枠を細江みづき所属のロカサ・グラン・カナリア(以下、ロカサ)に割り当てることを決めた。


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ヨーロッパにおける大会方式

ハンドボールにおけるヨーロッパのクラブレベルの大会は、サッカーと同様にチャンピオンズリーグ、EHFカップ(ヨーロッパリーグ相当)が存在している。

さらに、EHFカップに次ぐ大会として、チャレンジカップも開催されている。
そして、これもサッカーと同様に、EHFカップとチャレンジカップでは、優勝すると翌シーズンにひとつ上のカテゴリーの大会に参加できることとなっていた。

今シーズン、各大会はコロナウイルスの影響で優勝者を定めることができず、20-21シーズンの該当枠にどのチームを当てはめるか決められていなかった。そのため、EHF(ヨーロッパハンドボール連盟)は直近の各大会における成績のランキング最上位の国に枠を与えることとした。女子のチャレンジカップでの成績は、最上位がスペインだったため、20-21シーズンにEHFカップに追加で1チーム参加できることとなった。

ロカサ・グラン・カナリアの挑戦

ロカサはここ4年で2度のチャレンジカップ制覇に加え、準優勝も1度経験しており、スペインのランクアップに大きく貢献している。また、19-20シーズンのリーグは最終的に8位だが、一巡目終了時で5位であったことから出場しても問題ないと判断されたようだ。
ロカサはスペインリーグ3位Liberbank Gijón、4位Mecalia Atlético Guardésと共に来シーズンのEHFカップに出場することとなる。

19-20シーズンは前年度スペインリーグ女王としてチャンピオンズリーグにも出場していたロカサ。果たして来シーズンはEHFカップを制覇することができるか。

ハンドボールのスペインリーグについては以下の記事をご覧ください。

細江みづきとは?

岐阜県下呂市出身のハンドボール選手。日本体育大学、飛騨高山ブラックブルズ岐阜、三重バイオレットアイリスを経て今夏よりスペインのロカサ・グラン・カナリアへ移籍。年代別日本代表経験有。


ロカサ・グラン・カナリアとは?

Balonmano Remudas、スポンサー理由により Rocasa Gran Canaria ACEと呼ばれ、スペインのカナリア諸島グラン・カナリアに本拠地を置く女子ハンドボールクラブ。1978年創設。2019年にリーグ初優勝。2016年と2109年にEHFチャレンジカップ優勝。


【速報】ハンドボールスペインリーグ女子新シーズン概要決定

(写真はイメージ)

Salida de balón / サリーダ・デ・バロン

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