ロサンゼルスに新しいスタジアムが完成
2020年9月、アメリカ・ロサンゼルスに新しいスタジアムがオープンしました。
サンフランシスコに拠点を置く金融企業SoFi(ソーファイ)が命名権を取得し、SoFiスタジアムと呼ばれています。
かつてNBAのロサンゼルス・レーカーズが本拠地として使用していたザ・フォーラムの南側に作られた、総合スタジアムです。
このスタジアムをホームスタジアムとして使用するのはNFLのロサンゼルス・チャージャーズとロサンゼルス・ラムズの2チーム。
そして2028年のロサンゼルスオリンピックでは開閉会式やサッカーが開催される予定です。
ただし、スタジアムはオープンしたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、当初こけら落としとして予定されていた7月のテイラー・スウィフトのコンサートは中止となり、オープンして最初の試合となった9月13日のNFLラムズの開幕戦は無観客となるなど、スタジアムに観客が入れるのは先のこととなりそうです。
ここではまた一般人が立ち入ることのできない新スタジアムの中身をお伝えします。
SoFiスタジアムの建設費用
スタジアムの総建設費は50億ドル以上(5000億円以上)もの大金が費やされています。日本の新国立競技場はその建設費高騰のため、国際コンクールで決定された建築家ザハ・ハティド氏のデザイン案が白紙撤回されましたが、その時でも建設費は2000億~3000億円と言われていましたので、日本が白紙撤回した金額のさらに2倍となります。
SoFiスタジアムの建設工事期間
2016年11月の整地から始まり、およそ4年弱の工期を経て完成されました。
SoFiスタジアムの立地
スタジアムはカリフォルニアのロサンゼルス市中心街の南西にあたるイングルウッドにあります。
SoFiスタジアムの収容人数
NFLでアメリカンフットボールの試合を開催する際には7万人をわずかに上回ります。コンサート等の開催の際には、座席を追加することで10万人規模まで拡張することができます。
SoFiスタジアムの特徴
スポーツスタジアム史上最大規模の4Kスコアボードを有します。また、5G通信を備え、新時代のスポーツ観戦を体験できます。
また、スタジアム中心の街作りが計画されていて、将来的には2700戸ほどの住宅とオフィス、ショッピングモール等が建設される予定となっています。
SoFiスタジアムのスタジアム命名権(ネーミングライツ)
サンフランシスコに拠点を置く金融企業Social Finance Inc.(SoFi)が20年間4億ドルで契約しています。
SoFiスタジアムの利用予定
NFLのホームスタジアム、2022年のスーパーボウル、2023年のカレッジフットボールプレーオフ決勝等で使用される他、2028年のロサンゼルスオリンピック、そして2026年にアメリカ・カナダ・メキシコの共催で行われるサッカーワールドカップでの使用が想定されています。
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