大西洋の中央に浮かぶ小国カーボベルデ。
まだオリンピックでのメダル獲得は無いものの、アトランタ大会以降は毎回選手を派遣している。
そんな小国を新婚旅行中に訪れ、不幸にも新型コロナウイルスの影響で同国に足止めをされてしまった日本人カップルがいる。
カーボベルデ滞在が長引くと、労働ビザを持っていなかったこともあり、元々ウェブメディア等で旅行記事や写真を掲載していた片岡力也さんは美しいカーボベルデの魅力をSNSで発信し始めた。
ホテルやレストランを紹介する動画を作成する見返りに、宿泊や滞在を獲得していった。
しかしこの行動は地元の人の中に溶け込んでいく大きなきっかけとなった。
力也さんの製作する映像を島の人は大いに喜んだ。
そしてこの度カーボベルデオリンピック委員会から2021年に延期された東京オリンピックでの同国のアンバサダーのオファーが届いた。
東京大会には3~4人のカーボベルデ代表選手が出場予定とのことだ。
来夏、オリンピックの理念を体現する一つの象徴的なシーンが見られるかもしれない。
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