フランスとドイツの二度目のロックダウンで欧州サッカーにも影響か

欧州で新型コロナウイルスが再度猛威をふるっている。

28日夜、フランスのマクロン大統領は会見を開き、30日(金)0時から12月1日までのロックダウンを発表した。

フランスでは日々4万人もの新規感染者が出ていて、感染者の把握や追跡、感染拡大防止のための隔離措置が追い付いていない。

マクロン大統領は会見で冬になり新型コロナウイルスが活性化していること、現在病院が危機的な状況にあることを伝えた。

医療従事者の育成には時間がかかることもあり、医療崩壊を回避するために、ここで感染拡大に急ブレーキをかけることが必要だと国民に訴えている。

また、新型コロナウイルスに打ち勝つ方法として語られる集団免疫の獲得については、50~60%の国民がかからないと達成できないが、それまでの間に40万人が犠牲になるとして退けた。

フランス政府はこれからロックダウンの詳細を発表していく予定であるが、大枠として学校は継続(ただし大学と専門学校は教室授業をしない)、外出は外出証明書を携帯した上で1日1キロ1時間以内、生活必需品を除く商店やレストランの閉鎖、娯楽施設やイベントの閉鎖が挙げられている。

また、ドイツのメルケル首相も同じ28日にロックダウンを発表した。ドイツは11月2日から一ヶ月となる。

まだ正式な発表はされていないが、フランス・リーグアン、ドイツ・ブンデスリーガともに中断は必至。また欧州チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグの日程にも影響を与えそうだ。

選手はシーズン中の予期せぬ中断、しかも自由にトレーニングが出来ない状況によりコンディションの維持に苦労することが予想される。

Salida de balón / サリーダ・デ・バロン

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