パンデミックと人種差別反対運動の中アメリカNFLが開幕、観客制限と抗議活動

アメリカンフットボールのNFLが木曜日に開幕し、昨季王者のチーフスが地元カンザスシティにテキサンズを迎えました。

新シーズンのNFLは新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックと人種差別への抗議活動の最中での幕開けです。

試合はチーフスが34―20(前半17―7)で勝利しました。


チーフスは7万5千人収容のスタジアムに対し、1万7千人に限定した観客を入場許可。スタジアムで観戦するファンにはマスク着用とソーシャルディスタンスの確保を求めました。

また、スタンドの前から7列までは観客と選手の間での感染防止のために空席とされています。

リーグは試合の運営を各チームに任せていて、スタンドに観客を入れるか無観客とするかはチームによってことなります。

シーズン開幕の時点では6チームが観客の入場を認めていて、残りのチームは無観客としています。

ただし感染拡大状況を週ごとに判断し、現在無観客としているチームも今後有観客とする可能性があります。

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また、試合前に歌手アリシア・キーズさんが黒人国歌と言われる"Lift Every Voice and Sing"や"Star-Spangled Banner"を歌う間テキサンズの選手はロッカールームに留まりました。

これについてテキサンズは「どちらか一方について、もう一方に影を落としたくなかった」と話しています。

また、"Star-Spangled Banner"が歌われている間はチーフスのラインバッカ―Alex Okaforのみが抗議の膝つきを行いました。



(Photo Jamie Squire/Getty Images)

Salida de balón / サリーダ・デ・バロン

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